子供のフッ素塗布はいつから?頻度は?
「乳歯」や「生えたての永久歯」はエナメル質が軟らかいため虫歯になりやすい反面、フッ素を取り込みやすいため、ぜひお子さんにはフッ素塗布を受けていただきたいです。
赤ちゃんは生後6か月頃から乳歯が生えてきますが、まだこの段階では食べ物を噛めないため、フッ素塗布は必要ありません。
乳歯の奥歯が生えてくる「1歳半ごろ」にフッ素塗布をデビューすることをお勧めします。また、この時期は虫歯になりやすいため、ぜひ「虫歯ゼロ」を目標に、歯科医院にても定期的に通院されることをおすすめします。また、うがいが上手くできなくてもフッ素塗布は受けられますので、お気軽にご相談ください。
フッ素の役割
フッ素塗布の役割は、以下の3つです。
虫歯菌が出す酸の生成を抑える
フッ素は虫歯菌の出す酸を抑える働きを持っています。酸によって歯が溶かされなくなるため、虫歯を予防することができます。
虫歯になりかけた歯を修復させる
食後は酸が生成されるため、歯に含まれるカルシウムやリンなどのミネラルが溶けてしまいます。
しかし、通常は唾液の「再石灰化」が働くため、酸で溶けだした成分は元に戻るようになります。フッ素には、再石灰化をサポートする力を持っています。
唾液の中にフッ素イオンが含まれると、溶けたカルシウムの多くがエナメル質へ再吸収され、歯の修復が進みます。
虫歯になりにくい、強い歯になる
再石灰化によって、フッ素は歯の表面を覆うエナメル質の成分と合わさることで、フルオロアパタイトを生成します。この働きによって歯のミネラルが溶けだしにくくなるため、虫歯になりにくい強い歯になります。
フッ素塗布の流れ
歯が生え始めた年齢~12歳くらいまでの時期は、1~4ヶ月に1度の頻度でフッ素塗布を受けていただくことをおすすめします。
1準備
フッ素を歯ブラシにつけて染み込ませます。
2塗布開始
前歯から奥歯に向かって、上の歯から塗り始めます。
3下の歯の塗布
フッ素を全体の歯に塗り込みます。
歯にフッ素を行き渡らせるため、施術後30分ほどは何も口にせずお過ごしください。
フッ素塗布の料金
費用 | |
ワハハクラブに入会している場合 | 0円 |
ワハハクラブに未入会の場合 | 1,100円 |
フッ素塗布Q&A
フッ素塗布は1回だけでも効果はありますか?
効果はありますが、続けて使って頂くことによってさらに効果が上がります。
家でもフッ素塗布はできますか?
年齢によってホームケアを推奨させて頂いています。
フッ素は安全ですか?
正しく使って頂ければ安全なものですので、ご安心ください。